Shibuya.js Technical Talk #1、行ってきた

御茶ノ水にて。JavaScriptマニアの馴れ合いイベントです。会場を見渡すと、男女比は大体30:1くらいでしょうか。これでモテようなんて無茶です。とまれ、面子が濃いかどうかはさておき、Shibuya.jsの発起人がid:secondlifeさんだけに、聴衆席にはてなの中の人たちが何人か見受けられました。「後で読む、後で読む」などという妙な会話が耳に入ったので「わ、はてな語キモっ」と振り向いてみたら社員さんだったという。あれ、id:naoyaさんかな、実はよく知らないんですけど、ダースベイダーだったら遠目でも一発で分かるんですけど。

えとさん

JavaScriptの歴史のおはなしとか。NN2.0のリリースよりも昔、日本で初めて雑誌にJavaScript講座っぽい記事を書いた御本人とのこと。「動いたりピカピカしたりポップアップしたりするアレ」が日本に広まるきっかけを作った張本人だといえましょう。

id:amachangさん

高速化のおはなし。DOMの参照は遅いので最初にvar s = e.style;しておくとn倍速いとか。子要素が3つ以上ならcreateElement→appendChildよりもinnerHTMLに書き込む方が速いとか。タイマやイベントハンドラを放置せずに適宜解除すればn倍速いとか。getElementsByClassNameはヤバいとか。経験的には分かっていることがほとんどですが、各環境での実行時間をわざわざ実測して比較しているあたり、常人には真似できません。スクリプトの実行も高速ですが、トークも超速でした。

竹迫さん

scriptaculous.jsをロードするとき、オプションを?searchで指定するよりも#hashの方が良いのではというおはなし。

malaさん

素敵な開発環境のおはなしと、萌ディタの補完機能は強力なのでfunctionが0.1秒で入力できるというおはなしと、Operaはブラウザではなくメーラであるという格言と、webrick.rbでproxyを立てて他人のシステムも勝手にデバッグしまくりというおはなしと、上場は廃止されたけど私は元気ですというおはなし。

id:secondlifeさん

RJS TemplateとJemplateのおはなし。プレゼンツールが素敵でした。エフェクトはscriptaculous.jsでしょうか。視覚表現としては現在のページを拡大しているだけだけど、ページが短い場合は後のページが小さく先取りして見えたりする効果が割と可愛い。これ、少なからず聴衆の期待を煽る効果があると思います。ツールが素敵すぎて、私自身は内容を良く覚えてないんですけど。

motemenさん

JavaScriptで高階するおはなし。非常にキモいです。良い意味で。

cho45さん

GreasemonkeyXPathを使うときにいちいちdocument.evaluate(...と書くのは面倒なので$X関数を作っちゃいましたというおはなし。

川崎さん

JSANのおはなし。あと、JavaScriptでラスタスクロール。ここまで変態的だと、多分[参考になる]タグよりも[ネタ]タグが付くでしょう。

Piroさん

XULで開発効率をアップすれば! 空いた時間で! モテ活動できるじゃん! というおはなし! あるあ……ねーよ。

youpyさん

……これはレポートも感想も書けません。
全体としては微妙にノリの良いイベントで、2時間半があっという間に過ぎましたし、途中で眠くなることもありませんでした。トークのテーマがRoR+prototype.jsなネタに偏っていたのは時流ですし当然といえば当然でしょうか。とはいえ、MS信者気味の一参加者として、次回は「JScriptASP」みたいなサーバサイドのネタとか「JScriptWSH」のようなローカル環境のネタにも期待したいところです。